【完】恋愛事情


気持ちなんて欲しくないなら。
最初から構わないで欲しかったのに…。



踏み出したくても、踏み出せないあたしを。



貴方はこっそり笑ってた…?





今更、こんな形で足元を掬われて、あたしの想いは何処にやればいいの?


突然放り投げられた闇の中を彷徨いながら、あたしは必死で答えを探した。


だって、勘違いだと思いたくても、そんな雰囲気を纏っていなかった。



貴方の心を覗けるモノがあるのなら。
あたしは今すぐにでもそれに縋りつくのに…。




超えられない壁が…また、厚くなっていく。


< 23 / 65 >

この作品をシェア

pagetop