空の色をおしえて


「美咲、あのさ……」


「ん?」



「パンツ見えてるよ」



ーーーーっっっ!!!!!


「……っもう!!馬鹿っ!!」


わたしは慌ててスカートの裾をおさえながら、その場にしゃがみこんだ。


「あははっ!別に隠さなくても、一緒に風呂に入った仲じゃん」


「そ、それは小さい頃の話でしょ!」



秋人はいつだって、風のような自由な人だ。

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