空の色をおしえて

完全に自分の世界に入り込んでいたから、突然話かけられてハッとした。

そうだ、今日は結果が分かる大切な日。


「うん。ネットで公表されるのが、夜の8時だったかな」



「緊張してるの?強張った顔してるよ」

心配そうな視線を向けてくる隼人君。

それに対して秋人は「お前なら絶対大丈夫だ」と断言した。
普段はわたしの絵にまったく興味がなさそうだったから、驚いた。

何だか少し嬉しくなる。

< 270 / 315 >

この作品をシェア

pagetop