【完】恋のおまじないNo.2
もし本当にシンクロするなら。




俺がゆめに好きだっていうメッセージを送り続ければ叶うのか?




…いや、やっぱ信じらんねー。




けど、一応この雑誌は買っておくか。




雑誌を手に迷わずレジへ向かう。




俺も結構単純だな。




家までの帰り道、ふと立ち止まり空を見上げる。




今日はやけに夜空が綺麗だ。




ただそんなことを伝えるだけでも、ゆめは嬉しそうに笑うはず。




ちょっと、話しに行くか?




そわそわしながらゆめの家の前に立ったとき、ありえないヤツが敷地内から出てきた。




「おわぁ!!びっくりするやん、なんでおんねん…」




新羽だ…。




どうしてこいつが、ゆめの家から出てくるんだよ。



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