【完】恋のおまじないNo.2
そうなのかも…。



「リサちゃん、どう?カズマの家にもう馴染んでる?」



「そうだな。元々仲いいし…」



「そっかぁ。それならよかった。昨日リサちゃんからお風呂事件のこと聞いたの。だめだよ、ちゃんとドアはノックしなきゃ」



イトコ同士でも、その辺はきっちりしなきゃね。




「は?なんだよお風呂事件って」



しらばっくれたくなるのもわかるよ。



恥ずかしいよね。



「リサちゃんのお風呂、覗いたんだよね」



あ、違う。



そうじゃない。



と思ったけど、もう遅かった。



「はああ!?アイツ、そんなことゆめに言ったのか?覗くかよ。それにアイツ、一昨日は疲れたって風呂にも入らず寝てたぞ。夜中に入ったらしーけど、その頃俺は寝てたし…」



最高に不機嫌な顔でブツブツ言ってる。



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