【完】恋のおまじないNo.2
後ろも振り返らずスタスタと先に歩いて行ってしまう。



あぁー…あたし、やっちゃった。



正夢にならないようにとかひどいよね。



あたし自身正夢を見ることが多いから、つい言っちゃった。



今はもう追いかけられないけど、後で謝らなくちゃ。



学校に到着すると、桃ちゃんがやってきた。



「おはよう。昨日、新羽くんから連絡あった?」



「うん」



「勝手に連絡先教えてごめんね。どうしてもおまじないを知りたいっていうから…」



「うん。すごく喜んでくれたし、今日から実践するって。見た目よりいい人だよね」



そう言ったら桃ちゃんがウケてる。



「も~、そんなの怒られるよ。ゆめちゃんってば正直なんだから」



「えへへ」



「内容を聞いてないけど、新羽くんはなにをお願いしたの?」



「それは、企業秘密です!例え桃ちゃんでも依頼内容は言えないの」



「そっかぁー…ゆめちゃんのおまじないは、恋のおまじないなんだよね?ってことは」



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