【完】恋のおまじないNo.2
ジャージは、先生に言えば借りれるんだけどな。



サボる方向で盛り上がってるから、口出したらだめかな。



「体育好きなんだけどなー…ま、みんながそう言うならサボっちゃおーかなぁ」



「リサ、見学もダルいし体調悪いってことにしてその時間保健室行こうよ。あたしは付き添いってことで」



あらら、それはだめじゃないかな…。



「あ、そうなの?いいよぉ~」



リサちゃんは笑顔で返してるけど、なんだか納得がいかない。



転校してきたばっかだし、いきなりそんなの先生にも印象悪くないかな。



それに体育好きなら、それって不本意かもしれない。



「ゆめちゃん、もうすぐ着替えなきゃ。時間ないのに、どこに行くの?」



動き出したあたしを見て、桃ちゃんが不思議そうに首を傾げる。



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