【完】恋のおまじないNo.2
『~♪』



手にしているスマホのメロディが鳴る音で目が覚めた。




どうやら眠っていたようで、危うくスマホを落としかけ
慌てて握り直した。




「カズマ、さっきからスマホ鳴ってるよー」



リサに声をかけられスマホをチェック。



新着数件…その正体は、紫藤だ。



正月から何の用だよ。



ウンザリしつつ、メッセージを確認する。



正月の挨拶スタンプと、世間話。



ふーんと思いつつ流し読みしていると、横から視線を感じた。



「カズマって彼女いるの?」



「は?」



何を言い出すかと思えば。



リサが俺のスマホを覗き込みながら首を傾げる。



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