【完】恋のおまじないNo.2
「あ~もぉやめようや。おっかないわー、女の戦い」
ヘラヘラと笑っている新羽くんを、リサちゃんがキッと睨んだ。
「部外者は入ってこないで」
「え~、俺も入れてぇな」
緊張感の全くないゆるい喋りに、あたしはなんだかホッとしていた。
「話まとめよ。カズマがゆめちゃんを好き、そーゆーことやろ?」
「うっ…」
「それは疑惑なんか?決定的な証拠があるんか、どっちやねん」
リサちゃんに詰め寄り、若干新羽くんが優勢。
「知らないわよっ。クラスの子が、西内さんとはそれっきりだけど、ゆめちゃんばっかりいつまでも気にかけてもらえるって妬んでたから…」
「しゃーないな、俺が教えたるわ。カズマはなーゆめちゃんのこと、あんなあほ俺しか相手にできひん言うてたで」
「は?だからなによ」
「せやから、そーいうことやん。俺のもん言うてんねん。手ぇ出すなって宣言してきたわ」
「なっ…」
ウソぉ…。
カズマ、いつ新羽くんにそんなこと言ったの!?
恥ずかしくてなんだか顔が熱くなる。
今朝は、もう気持ちの整理はついたから的なことを言ってきたよね?
もしかして、そうじゃないのかな。
ヘラヘラと笑っている新羽くんを、リサちゃんがキッと睨んだ。
「部外者は入ってこないで」
「え~、俺も入れてぇな」
緊張感の全くないゆるい喋りに、あたしはなんだかホッとしていた。
「話まとめよ。カズマがゆめちゃんを好き、そーゆーことやろ?」
「うっ…」
「それは疑惑なんか?決定的な証拠があるんか、どっちやねん」
リサちゃんに詰め寄り、若干新羽くんが優勢。
「知らないわよっ。クラスの子が、西内さんとはそれっきりだけど、ゆめちゃんばっかりいつまでも気にかけてもらえるって妬んでたから…」
「しゃーないな、俺が教えたるわ。カズマはなーゆめちゃんのこと、あんなあほ俺しか相手にできひん言うてたで」
「は?だからなによ」
「せやから、そーいうことやん。俺のもん言うてんねん。手ぇ出すなって宣言してきたわ」
「なっ…」
ウソぉ…。
カズマ、いつ新羽くんにそんなこと言ったの!?
恥ずかしくてなんだか顔が熱くなる。
今朝は、もう気持ちの整理はついたから的なことを言ってきたよね?
もしかして、そうじゃないのかな。