【完】恋のおまじないNo.2
「あはは、新羽くん例えがかわいい~」



「まだ、生まれてないだけや。ほんまはカズマが目覚めさせなあかんけど、あの通り超不器用やろ」



「不器用…」



なんでもできちゃうイメージのカズマにも、そんな一面があるのかな。



「どんな告白されたん?」



「ええっ!どうだったかな…」



部屋でキスされて…けど、あのときはまだはぐらかされような。



「なに顔赤くしてんねん~。キスでもされたか」



「わっ、どうしてわかるの!?」



そしたら大きくため息をついてる。



「はーっ、一番あかんやつや。意識する前にって、気持ち悪!ってなるやん」



「ええっ!?そこまでは…ならなかったよ」




「だったら気持ち良かったんか?」



「えええっ?あのね、なんだかよくわからないうちに終わってたっていうか…」



新羽くんと話してると、ストレートに色々聞いてくるから困っちゃうよ。



照れる暇もなく、次々と質問される。



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