【完】恋のおまじないNo.2
「リサ~、楽しかったぁ。また遊びに来ていい?」



「いいよー、いつでも来て」



「やったー!まさか桜庭くんと一緒に住んでるなんてね。今日は合流しなかったけど、そのうち遊べるかな」



「うん。カズマのことならあたしに任せて」



クラスの子たち数人が、カズマの家に遊びに来ていたみたい。



リサちゃんが呼んだの?



カズマ、そういうの嫌いそうだから大丈夫かな。



めちゃくちゃ不機嫌そうな顔が浮かぶよ。



「カズマ~、そんなに怒らないでよ。同居がバレて嫌だった?」




リサちゃんの大きな声だけが聞こえてくる。



カズマの声は聞こえない…。



友達も帰ったのか、そのうちリサちゃんの声も聞こえなくなった。



大丈夫かな、カズマ。



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