【完】恋のおまじないNo.2
やっぱ……これまで通りじゃダメだって、自分が一番わかってる。
だからこそ、やるんだろ?
気持ちをストレートに伝える、悪態をつかない、不機嫌そうにしない。
羞恥心とか、そういうのを気にせずに自分の気持ちと向き合う。
好きだ…。
ゆめのことが、どうしようもなく。
リサや他のやつらにからかわれたっていい…そうだろ?
俺……。
やっぱ、戻るか。
来た道を引き返していると、リサがやってきた。
「ゆめは?」
「忘れ物だって。見た通り、ほんと抜けてるよねあの子」
「おい、そういう言い方するなよ」
カチンときて、思わずリサの腕を掴む。
「痛いっ!カズマがそういうことするなら……あたしにも仕返しさせてよ」
「なんだって?」
最強にいじわるな顔をしているリサを見て、今俺がしていることは意味がないと悟った。
きっと、その怒りの矛先は俺じゃない。
するりと腕を解くと掴んだ場所をさすっている。
「もうっ、やだぁ。赤くなってる……」
だからこそ、やるんだろ?
気持ちをストレートに伝える、悪態をつかない、不機嫌そうにしない。
羞恥心とか、そういうのを気にせずに自分の気持ちと向き合う。
好きだ…。
ゆめのことが、どうしようもなく。
リサや他のやつらにからかわれたっていい…そうだろ?
俺……。
やっぱ、戻るか。
来た道を引き返していると、リサがやってきた。
「ゆめは?」
「忘れ物だって。見た通り、ほんと抜けてるよねあの子」
「おい、そういう言い方するなよ」
カチンときて、思わずリサの腕を掴む。
「痛いっ!カズマがそういうことするなら……あたしにも仕返しさせてよ」
「なんだって?」
最強にいじわるな顔をしているリサを見て、今俺がしていることは意味がないと悟った。
きっと、その怒りの矛先は俺じゃない。
するりと腕を解くと掴んだ場所をさすっている。
「もうっ、やだぁ。赤くなってる……」