【完】恋のおまじないNo.2
教室に戻ると、ちょうど5限目の終わりを告げるチャイムが鳴った。
前の教科は早めに終わったみたいで、もう休憩時間になっていた。
「どこに行ってたの!?」
あたしを見つけた桃ちゃんが、慌てて走ってくる。
「へへっ、お昼寝し過ぎちゃいましたぁ」
「もー、驚かせないで。心配したんだから」
「あたしは大丈夫だよ。いつものように空き教室にいただけ」
「そう?新羽くんが、ゆめちゃんを探してたから……ずっと、一緒にいたの?」
「ずっとではないかな…」
途中で帰ったもんね、
「……怪しい。どうして目をそらすの!?」
わあっ、いつになく桃ちゃんが鋭い。
前の教科は早めに終わったみたいで、もう休憩時間になっていた。
「どこに行ってたの!?」
あたしを見つけた桃ちゃんが、慌てて走ってくる。
「へへっ、お昼寝し過ぎちゃいましたぁ」
「もー、驚かせないで。心配したんだから」
「あたしは大丈夫だよ。いつものように空き教室にいただけ」
「そう?新羽くんが、ゆめちゃんを探してたから……ずっと、一緒にいたの?」
「ずっとではないかな…」
途中で帰ったもんね、
「……怪しい。どうして目をそらすの!?」
わあっ、いつになく桃ちゃんが鋭い。