【完】恋のおまじないNo.2
「幼なじみって…まだそうなの?」



「そうだよ」



「えー。どうして付き合わないの?」



「どうしてっていわれても……」



一時はカズマの押しが強かったけど、今はホントに何も言われなくなった。



新羽くんがいなくなってから……。



カズマは、あたしが新羽くんに御守りをあげたことをホントはまだ怒ってるのかも。



ううん、怒ってる感じじゃなくて……きっと呆れたんだ。



カズマの気持ちを踏みにじる行為をあたしは何度もやったから。



好きって言われた後の、最高の幼なじみっていう言葉が少し引っかかってるんだ。



やっぱり、ちょっと距離を置かれてる。



そう思わずにはいられない。



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