【完】恋のおまじないNo.2
「これなの?」
5センチほどの厚みがあり、枕の下に敷くにはかなりハードルが高い。
「そうだけど、またなんか面倒なことに使う気?」
「面倒なんて!月の光にあてたあと、枕の下に敷いて寝ると…」
疑わしそうな顔で見てくる。
…だよねぇ、おまじない…信じないもんね?
「そーいうの、俺はやらねぇから」
「知ってるよ。けど、その日見たいい夢が正夢になるの。すごくない!?」
「だな。深層心理にある願望を、夢に見て正夢になる。世界征服も夢じゃない」
しっ、信じてない~!!
「今年のカズマに、いいことあるといいなって思っただけなのに」
「ありがとよ。それ、毎晩敷いて寝るわ」
本気かどうか、カズマは笑ってあたしの手から参考書を取った。
5センチほどの厚みがあり、枕の下に敷くにはかなりハードルが高い。
「そうだけど、またなんか面倒なことに使う気?」
「面倒なんて!月の光にあてたあと、枕の下に敷いて寝ると…」
疑わしそうな顔で見てくる。
…だよねぇ、おまじない…信じないもんね?
「そーいうの、俺はやらねぇから」
「知ってるよ。けど、その日見たいい夢が正夢になるの。すごくない!?」
「だな。深層心理にある願望を、夢に見て正夢になる。世界征服も夢じゃない」
しっ、信じてない~!!
「今年のカズマに、いいことあるといいなって思っただけなのに」
「ありがとよ。それ、毎晩敷いて寝るわ」
本気かどうか、カズマは笑ってあたしの手から参考書を取った。