【完】恋のおまじないNo.2
「あたしが行ってくるよ。お弁当はある?」
「ないよぉ。今朝突然家に押しかけてきて弁当作れって言うの。もちろん断ったけど…あたしの話なんか、全然聞いてないんだ」
ふむふむ、そうなんだ?
突然…。
「同じ学年?」
「うん…けど、引越してからもう5年も会ってなかったの。またこっちに戻ってきたらしいけど、まさかウチの高校に来るなんて、聞いてないよぉ」
半泣き…っていうか、もう泣いてる。
男の子のところに行く前に、あっちから押しかけてきた。
「桃、顔上げろや。弁当は?って聞いてるやろ」
どこの言葉だろう…なんか迫力が増す。
「あ~っ…今はそっとして欲しいな。怯えてるから…」
なだめるように言うと、思いっきり睨まれた。
「は?テメーに言ってねぇわ」
こっ、怖い…。
だけどあたしには、おまじないがある。
恋のおまじない専門だけど今回ばかりは例外。
いつもより、ちょっぴり強くなれる勇気の女神のおまじないを呟いた。
「ないよぉ。今朝突然家に押しかけてきて弁当作れって言うの。もちろん断ったけど…あたしの話なんか、全然聞いてないんだ」
ふむふむ、そうなんだ?
突然…。
「同じ学年?」
「うん…けど、引越してからもう5年も会ってなかったの。またこっちに戻ってきたらしいけど、まさかウチの高校に来るなんて、聞いてないよぉ」
半泣き…っていうか、もう泣いてる。
男の子のところに行く前に、あっちから押しかけてきた。
「桃、顔上げろや。弁当は?って聞いてるやろ」
どこの言葉だろう…なんか迫力が増す。
「あ~っ…今はそっとして欲しいな。怯えてるから…」
なだめるように言うと、思いっきり睨まれた。
「は?テメーに言ってねぇわ」
こっ、怖い…。
だけどあたしには、おまじないがある。
恋のおまじない専門だけど今回ばかりは例外。
いつもより、ちょっぴり強くなれる勇気の女神のおまじないを呟いた。