【完】恋のおまじないNo.2
「カズマ、どうしたの?行くよ!」



無理やり引っ張られ、なぜか俺まで出かけるハメに。



外は雪がかなり降り積もってる。



しっかり防寒して車に乗った。



暖房を最強にしていると冷えきった車が少しずつ暖かくなっていく。



ああ、この感じがダメ。



急激に暖かくなりなんだか頭がボーッとしてくる。



「カズマの学校、どんな感じ?かわいい子多い?」



後部座席で俺の隣に乗ってるリサが一生懸命話しかけてくる。



「えー…別に普通だけど」



「普通って!みんなかわいい服着てそうだよね。いいなぁー、あたしも都会の学校に通いたい」



都会って…ここに比べればそうかもだけど、うちだってそんなに都会じゃない。



けど、そういう憧れってあるのか。



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