【完】恋のおまじないNo.2
「それはよかった」



しれっと言うと、口の前に手をあて吹き出してる。



「女の子が喜ぶようなこと言うくせに、冷めてるよねー」



「思ったこと言っただけ」



「それは、あたしがかわいいってこと?」



本気で言ってる?



かわいいとか、そういうんじゃねんだけど。



一般的にはかわいいのか、イトコだからそれさえもわからない。



「いや…どーかな」



「ひっどーい!そこでとぼける?傷つくよー」



「わっ!なにすんだよ」



リサの冷たい手を頬にぺちぺちと当てられた。



妙な暖かさにボーッとしかけてた分、今のでお陰で少し目が覚めたけどいきなりそれはない。



「起きてるの?眠たそう」



「今ので目が覚めた」



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