【完】恋のおまじないＮｏ．２
それはそうなんだけど、きっとあたしがそうさせてる部分もあるのかな。



よく考えたら、カズマに告白されてるし。



それに対して、ちゃんと答えを出していない。



そんな状態で他の男と話すのが、カズマ的に気に入らないんだとすれば…。



早く答えを出すのが先決かもしれない。



カズマのことは、幼なじみとしては好きなんだ。



だけど恋愛感情は…。



全くない…んだと思う。



さっきみたいに手を繋がれると、ドキドキはするんだけど…それが特別な感情かっていわれるとそうじゃないんだよね。



あたしが、子供だからかな。



周りの子みたいに、好きな男の子を見るだけでドキドキしたり、騒いだりする感覚がないの。



それよりも周りをサポートして、その子が両思いになる方がよっぽど嬉しくて。



あたし…変なのかな。



カズマにこの気持ちを正直に話してみようか。



そしたら、呆れちゃうかな…。



< 83 / 282 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop