【完】恋のおまじないNo.2
「ふざけんなよ。こんな冗談…怒るぞ?」
ニアミスだったけど、一応手の甲で唇を軽く拭う。
リサに対して失礼なのかってことより、まずは自分の防衛反応が働いた。
一体…なんなんだよ。
「こんなこと、冗談で言うわけない。追いかけてきたの。カズマのことが好きだから」
まさか…。
「ウソだろ?」
「どうしてウソなのよ!イトコを好きになっちゃだめなの!?受け止めるどころか、信じてもくれないんだ!?小さい頃から…ずっとカズマが好きなのに」
あ…。
なんかグサッときた。
俺も同じような経験してるよな…現在進行形で。
完全に拒絶されることもなく、受け入れられることもなく。
好きだっていう気持ちすら理解してもらえない。
そういう辛さ、俺が一番良く知ってるはず。
リサの想いが本当だとすれば…俺はかなりひどい仕打ちをしてることになる。
ニアミスだったけど、一応手の甲で唇を軽く拭う。
リサに対して失礼なのかってことより、まずは自分の防衛反応が働いた。
一体…なんなんだよ。
「こんなこと、冗談で言うわけない。追いかけてきたの。カズマのことが好きだから」
まさか…。
「ウソだろ?」
「どうしてウソなのよ!イトコを好きになっちゃだめなの!?受け止めるどころか、信じてもくれないんだ!?小さい頃から…ずっとカズマが好きなのに」
あ…。
なんかグサッときた。
俺も同じような経験してるよな…現在進行形で。
完全に拒絶されることもなく、受け入れられることもなく。
好きだっていう気持ちすら理解してもらえない。
そういう辛さ、俺が一番良く知ってるはず。
リサの想いが本当だとすれば…俺はかなりひどい仕打ちをしてることになる。