【完】恋のおまじないNo.2
「だめだってわかってた。それでも伝えたくなったの」




「うん。わかる…その気持ち」




「ええっ!?カズマにそんな気持ちわかるの!?」




そこまで驚くか?




「わかる…でもごめん。リサのこと、イトコ以上に思えない」




「わかったよ、そんなに何度も言わないで?それでも…あたしがカズマを好きだってことは忘れないで欲しい。それと今まで通りに接して欲しいの」




「うん…」




返事をしたもののなんだかスッキリしない。




同じようなことを俺はゆめに言った気がする。




リサに想われて嬉しいとか、そういう気持ちが全くない場合…これって、結構負担になる。




だってどうにもならない想いだから。




俺の気持はゆめだけに向かっていて、リサの想いは重荷にしかならない。




普通に接してと言われても、そんなのムリだ。




事実は消せない…。




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