ちっこいのとでっかいの
「てかどこ中??」
「東町第一だょ。」
「うっそー!!裕也と一緒じゃん♪」
「えっ、そうなの!?」
気付いてなかったのか−い!!
「あいつ、いいやつだから仲良くしてやって♪ね?」
何言ってんだか。
すると矢部が「宿題を出す」と言って立ち上がった。
「へー、亜里沙チャンって結構、背ぇ高いんだね。」
「え?あ、そうかな?」
横を通り過ぎるとき、ニコッと見下ろすような形で笑いかけかれた。
そういや、俺155センチのちび。
矢部は165センチのでか。
身長差⑩センチの凸凹。
気がつくと目がハートになっていた。