明日、君を好きになる
★
『どうしたの?エリィ?』
『…ごめんなさい、次から、ちゃんと気をつける』
本日2回目のオーダーミスをして、渚ちゃんに叱られるよりも体調を心配され、『早退してもいいのよ?』と言われるも、明日は日曜で休みだし、本当に体調が悪いわけでもないので時間までやらせてもらうことにして、一旦休憩を取らせてもらう。
…あの日から、1週間が経った。
今週は、お盆も終わり、オフィス街もいつもの活気が戻って、通常の日常が戻ってきている。
土曜日にあんなことがあったので、翌週の月曜日の朝はさすがに緊張していたのだけれど、小野崎さんは、しれっと定時にやってきて、いつも通りの挨拶といつも通りの会話。
何を質問されるか心配だった質問タイムも、確か『好きな音楽は?』という、至ってシンプルな普通の質問。
バカみたいに意識していた自分が恥ずかしくなるくらい、小野崎さんの方はいつも通りだった。
“付き合ってる彼はいるの?”
あの質問も、彼にとっては、『好きな音楽は?』と、聞くようなレベルの話なのかも知れない。
彼の周りにいる女性は、きっとそんな質問さえも、さらりと答えるのだろう。
それこそ、好きな音楽のジャンルを答えるように…。
『どうしたの?エリィ?』
『…ごめんなさい、次から、ちゃんと気をつける』
本日2回目のオーダーミスをして、渚ちゃんに叱られるよりも体調を心配され、『早退してもいいのよ?』と言われるも、明日は日曜で休みだし、本当に体調が悪いわけでもないので時間までやらせてもらうことにして、一旦休憩を取らせてもらう。
…あの日から、1週間が経った。
今週は、お盆も終わり、オフィス街もいつもの活気が戻って、通常の日常が戻ってきている。
土曜日にあんなことがあったので、翌週の月曜日の朝はさすがに緊張していたのだけれど、小野崎さんは、しれっと定時にやってきて、いつも通りの挨拶といつも通りの会話。
何を質問されるか心配だった質問タイムも、確か『好きな音楽は?』という、至ってシンプルな普通の質問。
バカみたいに意識していた自分が恥ずかしくなるくらい、小野崎さんの方はいつも通りだった。
“付き合ってる彼はいるの?”
あの質問も、彼にとっては、『好きな音楽は?』と、聞くようなレベルの話なのかも知れない。
彼の周りにいる女性は、きっとそんな質問さえも、さらりと答えるのだろう。
それこそ、好きな音楽のジャンルを答えるように…。