明日、君を好きになる
取り分け用のお皿が2枚置かれ、苦手だからと、取り分けるのを頼まれる。
さりげなく私に分けさせることで、自分にも食べるように仕向けるのは、自然なのか、必然なのか?スマートな大人の対応。
小皿に、具だくさんのサラダを取り分け、先に小野崎さんの分を手渡す。
『ありがとう』
『小野崎さんにとって、バーテンダーって、そんなに魅力的な仕事だったんですね』
『ん?』
『前の仕事辞めてまで、目指すなんて…』
そこまで言うと、小野崎さんがフォーク片手に吹き出した。
『?何ですか?今私、変なこと言いました?』
『いやいやゴメン。違うんだ』
『違う?』
『俺、バーテンが本業じゃないんだよ』
そう言うと『それを先に言わなきゃだったね』と、笑いを堪える。
『どういうことですか?』
『本業はプログラマーなんだ』
『プログラマー?』
驚いて、思わず呼応すると、『そう。フリーのね』と付け加える。
さりげなく私に分けさせることで、自分にも食べるように仕向けるのは、自然なのか、必然なのか?スマートな大人の対応。
小皿に、具だくさんのサラダを取り分け、先に小野崎さんの分を手渡す。
『ありがとう』
『小野崎さんにとって、バーテンダーって、そんなに魅力的な仕事だったんですね』
『ん?』
『前の仕事辞めてまで、目指すなんて…』
そこまで言うと、小野崎さんがフォーク片手に吹き出した。
『?何ですか?今私、変なこと言いました?』
『いやいやゴメン。違うんだ』
『違う?』
『俺、バーテンが本業じゃないんだよ』
そう言うと『それを先に言わなきゃだったね』と、笑いを堪える。
『どういうことですか?』
『本業はプログラマーなんだ』
『プログラマー?』
驚いて、思わず呼応すると、『そう。フリーのね』と付け加える。