明日、君を好きになる
決断と迷い
叶わない恋愛に時間を割くほどの余裕は、今の自分にはない。
もっと正直に言えば、彼の一言一行に、気持ちが揺れ動いてしまう自分から逃げたかった。
だから、小野崎さんとの出会いは、神様がくれた”きっかけ”だと思うことにした。
流されかけた人生に、ふと立ち止まった時、次の行動を起こす為に必要な”きっかけ”。
このまま渚ちゃんのカフェで働き続けても、何も変わらないし、何も始まらない。
それは、もうずっと前から分かっていたこと。
…なのに、いつしか平凡な日常の、穏やかな毎日に、そのことすら忘れかけていた。
いや…忘れていたわけじゃない。
気づいていたけれど、先の見えない現実から目を逸らし続けていたんだ。
もう一度、原点に戻って考えてみる。
自分がこの先どうしたいのか?進むべき道は、何なのか?
小野崎さんが言っていたように、一度しかない人生なら、自分の生きたい道に進めばいい。
前職を辞めたことで、その一歩は踏み出している。
そして、この次の選択権は、自分の手の中にあるのだ。
…では何を?
と、自分自身に問う。
公職ではない一般の会社へ再就職?もしくわ、何か資格でも取って新たな職業を目指す?…それとも、本気で婚活に力を注いで、結婚して専業主婦にでもなる?
何をするにしても、遅くないということを前提に考えたら、実のところ、一つだけ挑戦したいものがあった。
それは、ずっと心のどこかに燻っていたもの。
既に一度、大学の時に考えていて、当時は真剣に検討したこともあるのだけど、結局自分には無理だと、諦めてしまっていたこと。
”今からでも遅くない…”
小野崎さんの言葉が、私を後押しする。
もっと正直に言えば、彼の一言一行に、気持ちが揺れ動いてしまう自分から逃げたかった。
だから、小野崎さんとの出会いは、神様がくれた”きっかけ”だと思うことにした。
流されかけた人生に、ふと立ち止まった時、次の行動を起こす為に必要な”きっかけ”。
このまま渚ちゃんのカフェで働き続けても、何も変わらないし、何も始まらない。
それは、もうずっと前から分かっていたこと。
…なのに、いつしか平凡な日常の、穏やかな毎日に、そのことすら忘れかけていた。
いや…忘れていたわけじゃない。
気づいていたけれど、先の見えない現実から目を逸らし続けていたんだ。
もう一度、原点に戻って考えてみる。
自分がこの先どうしたいのか?進むべき道は、何なのか?
小野崎さんが言っていたように、一度しかない人生なら、自分の生きたい道に進めばいい。
前職を辞めたことで、その一歩は踏み出している。
そして、この次の選択権は、自分の手の中にあるのだ。
…では何を?
と、自分自身に問う。
公職ではない一般の会社へ再就職?もしくわ、何か資格でも取って新たな職業を目指す?…それとも、本気で婚活に力を注いで、結婚して専業主婦にでもなる?
何をするにしても、遅くないということを前提に考えたら、実のところ、一つだけ挑戦したいものがあった。
それは、ずっと心のどこかに燻っていたもの。
既に一度、大学の時に考えていて、当時は真剣に検討したこともあるのだけど、結局自分には無理だと、諦めてしまっていたこと。
”今からでも遅くない…”
小野崎さんの言葉が、私を後押しする。