キミに捧げる愛の言葉
マネージャー
あの日から2日経った頃、日常はそう変わらない。
「そういえば、美希はバスケ部のマネージャーやらないの?」
「あー、やらないじゃなくてやれないんだよね。私に限らず皆。」
えっ!
あんなに人がいたのに1人も?
「いやー、毎度のことらしいんだけど立候補は受け付けないみたい。
立候補する人数も多いし、部員目当てでは入られても困るからね。」
私としたことが…
なんで呟いている美希は、そんなにマネージャーをやりたかったのかな。
「ま、いいけどね。」
……そうでもないみたい。
「バスケ部も大変だね。」
「んー?俺らの話してる?」
背後からの声に、心臓が飛び上がる。
「……っ!…水無月くん?」
「ありゃ、驚かせちゃった?」