キミに捧げる愛の言葉



「なにすんだよ!」

「……なんかムカついたから。」

「お前!俺死んでたぞ!?」

「生きてんじゃん。」



なんで言い合いはチャイムが鳴るまで続き、最初は強気でいた先生も、耐え切れなかったみたいで。









「俺、このクラス嫌。
もう授業しにきてやんないからな…」


なんて、言うもんだからその後の昼休みが潰れたことなんて言うまでもない。







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放課後、数学の先生に呼び出された私。


山崎くんのことも探していたけどさっさと帰ったらしいから、結局は私1人で職員室まで足を運んだ。




説教覚悟して行ったのに、そこで出迎えていたのは山積みの雑用。


怖い笑顔で「やってくれるよな?」なんて言われたら断るのには相当の勇気がいる。



まあ私にそんな勇気は持ち合わせていないため渋々と引き受けることに。





「____はぁ。終わったぁー!」



窓の外は闇に包まれ、校舎も不気味な雰囲気になっている。



………早く帰ろっ!







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