素直になるのはキミにだけ

あたしは視線を女子に囲まれる秋本にずらした。




「まあね。今日はヒカリの付き添いだけど」




……さんざんあたしのこと好きとか言ってたくせに、女子に囲まれたくらいで鼻の下伸ばしちゃって。


軽い男…




「ヒカリって?」




「あそこの…蛍人の右隣の二つ結びの。」



三上くんが指差す先にいた、可愛い女の子。




秋本の腕に自分の腕をからませて笑ってる。



なんか、彼女みたい…

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