素直になるのはキミにだけ

やっと、センパイと話せる

【冬馬side】

「まだ仲直りしてねえのかよ…」




バーベキューの次の日、珍しく朝8時から俺の家に蛍人がいる。


…正直、かなり迷惑だけど。




いつものバカみたいな蛍人はどこえやら、今はベッドの上に何もせずぼーっと座ってる。




「はやくセンパイと話したい…」




口を開けば、こればかり。




「センパイ不足で死にそう…」


「人間そんな簡単に死なねえよ」




そんな蛍人をはげますわけもなく、俺は勉強を続ける。




うぜえ。ハイテンションな蛍人もうざいけど、じめじめしてると倍うざい。

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