素直になるのはキミにだけ
「ほい、沙弥マネ。蛍人の荷物」




そういって川瀬くんは秋本のバッシュ入れを渡してきた。




「え、かばんは…?」



「こんな重いの、持てる?」



川瀬くんの肩にかかっている秋本のかばんはでかい。そして部活道具も入っているから恐らく重い。



「……ごめん、ありがとう」




「いや、こんなん女子に持たせたら俺、鬼じゃね?あはは!」




「ほら龍センパイ、行きますよ」




松原くんと川瀬くんは秋本の腕を肩に回す。


……捕らわれた宇宙人?

< 188 / 313 >

この作品をシェア

pagetop