素直になるのはキミにだけ
「やばっ、もう日付変わる…!」



あたしは慌ててスマホの画面を切り替え、電話の準備を整えた。



「やばい…」



声を聞くのは2か月ぶり。

あたしが転校してからは1回も電話をしてはいない。




…そして、いざ……発信。


プルルル、プルルル……



出て、くれるかな。


淡い期待と、少しの不安、そして緊張。

いろいろな感情が入りみだって変な汗が出てきそうだ。



プルルル……ガチャ

『………もしもし……?』



出た…っ

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