素直になるのはキミにだけ
「…ごめん、今の忘」

『忘れねえよ』



……は?



「ちょっと」

『忘れるわけねえじゃん。つーか忘れられないよ。俺がどれだけ長い間センパイのこと好きだったと思ってんの?』

「……2か月くら」

『はぁ!?2か月どころか2歳のころからだよ!!!』



2歳…!?



「そんなわけないでしょ!!2歳なんてしゃべるので精一杯だわ!!」

『たとえばの話でしょ!!』




……こいつ、あたしがいなくなって少しは自立したかと思ったけど、全く持って何も変わってない。

< 260 / 313 >

この作品をシェア

pagetop