素直になるのはキミにだけ
『センパイ……変わってなくてよかった』

「…え?」



今、同じこと……



ドクン、ドクン……


…よく言う、恋する乙女というものは、こんなにも激しい動悸の中で日々を過ごしているの…?



あたしは服の上から心臓の鼓動を感じた。



『センパイ、バスケ部のマネージャーやめて生きがいなくなっちゃったかと…』

「ちょっと、その言い方じゃあたしが部活以外生きがいがない人間みたい……ってかバスケ部のマネージャーやめてないし…」



……。




『…は?』




……。




「え?」

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