素直になるのはキミにだけ
この状況…どうしたら打開できるの…?


バクバク鳴り響くこの胸の音、秋本には聞こえてないよね…?


「せーんぱい」

「っな、なに?」

「あ、間違えた」




「……………は?」



間違えた?何を?どう?

何なのこいつ…!



「沙弥」



………。



あれ、今……



「さーや、無視しないでよ。こっち向いて?」



あたしの反応を楽しんでるであろう秋本は右手をギュッと握ってくる。

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