素直になるのはキミにだけ
“ 熱が下がってから誤解を解いて、しっかり仲直りをすればいい ” という天使の俺

VS

“ もっと寝顔見てたいし、ずっと隣にいればいい ” と囁く悪魔な俺



頭の中で二つの感情が戦っている。



「……。」



ガタン…



「…っ!?」



今、ガタって言ったよね?


俺は寄りかかっていた沙弥の部屋のドアに手を当てた。



今の音は幻聴…?



ガサガサ…



幻聴、じゃない!!

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