素直になるのはキミにだけ
「お~も~い~!!!!!!!」
「うるさいよ、茉夏。」
調理場でドリンクを入れてきた道を戻る道中。茉夏はやっぱりぐずる。
「お、春風!ゴールデンウィークも相変わらずいい働きだなぁ!!ガハハハ!!」
後ろから走ってきた先輩に背中を叩かれた。
「慎二センパイ、その笑い方やめた方がモテると思いますけど」
「なんだとっ!?」
「無駄だよ慎二。お前は笑い方を変えようが何だろうがモテないんだよ」
「ちょっ、優希!!お前それは言うなよ!!」
「慎二、優希、うるさいよ?」
現れたのはレギュラーの3年生。部長と慎二(しんじ)センパイ、優希(ゆうき)センパイの3人。