素直になるのはキミにだけ
「あー、暑い!!」



2人で体育館へ向かう渡り廊下を歩いているとき、パッと後ろを向くと練習着を着た男が立っていた。




「っ!?」




その “ 誰か ” に目元がおさえられ、視界は真っ暗になった。




「だーれだっ」




この声……




「…何でここにいるのよ。五月」




そういうと目元にあった手はどけられて。




「あれ?ばれちゃった?」




そう言ってへらへらしながら背後からダークブラウンの髪色をした男が現れた。

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