素直になるのはキミにだけ
「久しぶりだねー!沙弥!あれ、縮んだ?あはは!」



五月はあたしの頭をポンポンたたいた。




「触らないで。1センチのびた。あんたがでかくなっただけでしょ?」




「あはは!そーかそーか!」




「……で?何の用?わざわざ喧嘩でも売りに来た?」




「あれ?もしかして沙弥聞いてないの?」




「聞いてないって、なんのこと?」




「だから」

「五月ー!桜坂の荷物置き場こっちだってー!」




「あぁ、今行く!よし、沙弥もいこ?」




持っていた2つのタンクはあっさり五月に奪われた。

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