いたずらハニー。
Honey*1
はじめての会話
「こーはーるっ!おはよっ!」
「きゃっ!」
急に首に回った手に驚いて、思わず悲鳴をあげる。
パッと後ろを振り向いて、私は精一杯睨んだ。
「もうっ、りっちゃん…!急に驚かさないで!」
だけど彼女にはやっぱり、反省の色はない。
「ごめんごめ〜ん!ね、飴ちゃんあげるから、機嫌直して〜!」
そう言った、りっちゃんの手のひらに現れたレモンキャンディー。
私の好みを熟知しているのだから…やっぱり憎めない。