溺愛警報
幼なじみは人気者です
季節は春
今日は待ちに待った高校の入学式。
無事に高校受験にも合格して、JKライフという名の青春がすぐそこにある。
楽しみすぎて
珍しく早起きしてしまったほど。
中学は、セーラー服だったけど、私がこれから通う高校は県内でも可愛いと評判のブレザーの学校。
「ふふふ〜♪♪」
「おはよう、汐ちゃん。朝ごはん出来てるから食べちゃってしまって。」
と、ダイニングテーブルに置かれた和食のメニューを食べる。
今日は、ご飯に味噌汁に卵焼きに晩ご飯の残りの肉じゃが。
基本的に逢坂家では朝は和食と決まっている。
「やっぱり汐ちゃん似合ってるわ〜。
あら?ネクタイはつけないの?」
ネクタイつけたい、、んだけど
私はネクタイをつけれません。
「…え、えっと食べてからつけるの!」
「あら、そうなの?」
お父さんにつけてもらいたかったんだけど
運悪く先週から海外出張に行ってしまった。
「ごちそーさま!」
食べ終わって、洗面所に向かい歯を磨く。
それが私の日々の日課。
朝早く起きれたおかげで髪を巻くことができたし少し化粧もしてみた。
それにしても、
「前髪切りすぎたなー…。」
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