溺愛警報

と、世間的にみて至って普通な馬鹿なケンカをしているわけです。


そして、渚はキノコが嫌いです。



「ふざけてなんかないもんねー！」


「マジで覚えとけよ。」


「なーんにも覚えてないから。」



と、毎度くだらないケンカをしているわけですが、こんなことをやっているから私に彼氏ができないのであって、、



「あー、汐のくせにうざい。」


「うざくて結構です。でも、渚との言い合いも今日で最後にする。」


「何で？」


「彼氏を作るためです。ということで今後私にあまり近寄らないでね？勘違いされたくないから。」


「は？何まじで彼氏作ろうとしてんの？」


「当たり前でしょ！」



私だけを見てくれる人に出会いたい。
あと、必要最低限の感じだったら…、


でも、こんな私を好きになってくれる人なんているのだろうか…。



だめだめ！ネガティブになってる。



「とりあえず、ふう君と渚をギャフンと言わせるんだもん！」


「なーんか面白い話してるじゃん。」



と、出てきたのはふう君のお友達の佐伯先輩と……、ふう君でした。



「渚、本気で何してくれてるの？
それも、俺の汐に。」


「うんうん〜、面白くなってきた。汐ちゃんのに相応しい王子様を決める対決か〜。」