浅葱色の忍
「言葉足らずは、慶喜だよ
ちゃんと言って欲しかった…
慶喜は… 嫌々かと…
子供が出来たから、大切に扱ってくれたのかと…
ずっと… 辛かったのに…」



今更なんだろうけど

ポロポロと涙が溢れた


慶喜の前では、泣かないようにしてたのに



子供を亡くした時に
丁度、御正室が懐妊した

俺は、要らなくなったんだと




今と同じだ



伊東さんが来て

俺が要らなくなったんだと想って





「烝 仕事が一段落ついたら
近藤を呼んでやる
ここなら、ゆっくり話せるだろう」



「うん!ありがとう!」





























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