浅葱色の忍
大粒の涙を拭うことなく
ポロポロと落とし
私の顔を見る
「おおきに」
私の着物を遠慮がちに掴み
視線を落とした
2人きりなのに
我慢ばかりしている
烝を引き寄せ、胸に収めた
「あとどれくらいで帰れるんだい?」
「わからへん
でも、早く帰りたい」
「待ってるよ
怪我したり、こんなふうに倒れたり
しないと約束してくれないか?」
「約束する
何があっても勇のそばにおりたい!
怪我は、せえへん!」
烝に口づけをした
そういえば、前のは寝ている時だったので
久しぶりなのと、驚きで
涙は、止まり
盛大に照れて赤くなる
そんな烝が逃げないように
ぎゅっと包む
しばらくすると、おずおずと
烝の手が背中に回ってきた
気持ちが通じ合えた
よかった
ポロポロと落とし
私の顔を見る
「おおきに」
私の着物を遠慮がちに掴み
視線を落とした
2人きりなのに
我慢ばかりしている
烝を引き寄せ、胸に収めた
「あとどれくらいで帰れるんだい?」
「わからへん
でも、早く帰りたい」
「待ってるよ
怪我したり、こんなふうに倒れたり
しないと約束してくれないか?」
「約束する
何があっても勇のそばにおりたい!
怪我は、せえへん!」
烝に口づけをした
そういえば、前のは寝ている時だったので
久しぶりなのと、驚きで
涙は、止まり
盛大に照れて赤くなる
そんな烝が逃げないように
ぎゅっと包む
しばらくすると、おずおずと
烝の手が背中に回ってきた
気持ちが通じ合えた
よかった