浅葱色の忍
山崎の願いとは、反対に

伊東は、分離に向けての活動を活発にした



新選組の内部がギスギスしていた
近藤の発案で、宴を開くことになった



烝華として酌をして回っていると




パシッ







伊東から、扇で右手を叩かれた




「……明日、山崎君の手を見せて貰うわ!」


「烝華 大丈夫か!?
伊東さん、疑うのは勝手だが
女を叩いて痣作るなんて、おかしいぜ?」


土方が、伊東のそばから山崎をはがした



君菊に連れられ、部屋を出た


「姉はん すんまへん
うち、伊東先生に嫌われてますのやろな…」


「手に入らんことが歯がゆいんやろって!
前に、土方はんが言うてたわ!
手、冷やしといで!」


「へえ 堪忍」



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