浅葱色の忍
鳥羽伏見の戦
土方ら、新選組が警備を整える間
ポツリ ポツリ
山崎は、自分が女であることと
忍として、生きてきたこと
そして、近藤への恋心を打ち明けた
「堪忍……」
君菊が、頭を下げた
先ほどの涙の理由と、今謝る理由を
山崎が考え、出した答え
「副長に怪我させよとしたんか?」
「怪我をしたら、看病できると思ったんや
土方はんを独り占めに…」
「それ、そそのかした奴から
俺が女か、確かめろって言われた?」
「へぇ」
「チッ 伊東… どこまで喋ってんねん」
「脅されて… でも、うちも…
欲を出してしもたんどす
少し怪我をさせるだけやから
窓を開けるようにて…」
「君菊 そいつらが、副長を殺すとは
考えんかったんか?」
「!!!!!…あぁ、うち、なんてこと」
「何人だった?」
「4人」
「君菊、副長から離れたらあかんで!?」
「烝華…なにするのん?」
「返り討ちにしたんねん」
山崎に従うしかないと、君菊が頷いた
「何で、君菊がいるんだ?」
「いつもおるやん」
「今日は、お前が身代わりするんだろ!」
「うっさいなぁ!黙って酌されとけや!」
「ったく!似てんのは、顔だけだな!!」
「……土方はん どうぞ」
「おう」
「うわっ 君菊には、デレデレすんねんな?
はぁ~嫌な男やなぁ~」
「山崎はんは、土方はんと仲がよろしいどすな…」
「友だからな、山崎の方が年上だから
仕事の面でも、頼りになる」
「!!!年上?」
「そやで」
酒がすすむと
「副長、窓の外…
何やら気配がすんねん」
「本当か?」
「副長 君菊を守ったり?
俺、行ってくるわ」
「その格好で?」
「あかん?」
「ダメだろ…」
「気にすんな、逃がさへんし」
予想外の山崎の言葉に、君菊がオロオロ
ポツリ ポツリ
山崎は、自分が女であることと
忍として、生きてきたこと
そして、近藤への恋心を打ち明けた
「堪忍……」
君菊が、頭を下げた
先ほどの涙の理由と、今謝る理由を
山崎が考え、出した答え
「副長に怪我させよとしたんか?」
「怪我をしたら、看病できると思ったんや
土方はんを独り占めに…」
「それ、そそのかした奴から
俺が女か、確かめろって言われた?」
「へぇ」
「チッ 伊東… どこまで喋ってんねん」
「脅されて… でも、うちも…
欲を出してしもたんどす
少し怪我をさせるだけやから
窓を開けるようにて…」
「君菊 そいつらが、副長を殺すとは
考えんかったんか?」
「!!!!!…あぁ、うち、なんてこと」
「何人だった?」
「4人」
「君菊、副長から離れたらあかんで!?」
「烝華…なにするのん?」
「返り討ちにしたんねん」
山崎に従うしかないと、君菊が頷いた
「何で、君菊がいるんだ?」
「いつもおるやん」
「今日は、お前が身代わりするんだろ!」
「うっさいなぁ!黙って酌されとけや!」
「ったく!似てんのは、顔だけだな!!」
「……土方はん どうぞ」
「おう」
「うわっ 君菊には、デレデレすんねんな?
はぁ~嫌な男やなぁ~」
「山崎はんは、土方はんと仲がよろしいどすな…」
「友だからな、山崎の方が年上だから
仕事の面でも、頼りになる」
「!!!年上?」
「そやで」
酒がすすむと
「副長、窓の外…
何やら気配がすんねん」
「本当か?」
「副長 君菊を守ったり?
俺、行ってくるわ」
「その格好で?」
「あかん?」
「ダメだろ…」
「気にすんな、逃がさへんし」
予想外の山崎の言葉に、君菊がオロオロ