浅葱色の忍
火を放たれた城から
山崎を抱え、土方が外に出る
「あれ?かっちゃんがいねぇ」
「多分、尾形が迎えに来て港やな」
「お前… どんだけ準備してんだよ」
「もしも、やってんけど
死ぬとこまで全部になってしもた」
「んなこと言うな!」
「大丈夫、トドメはお願いせえへん
港の近くになったら降ろして、歩いてく」
「おう」
「土方さん 勇をよろしくお願いします
俺の分も…… 一緒におってな?」
「ああ 泣くなよ?化粧が落ちるぞ!」
「泣かへんわ!」
「山崎… あの時、お前が前に立たなかったら… 銃弾は… 俺の心の臓に当たってたんじゃないか?」
「俺… そんな背、低かった?」
「女にしては、高いが…低いだろ…」
「はぁ~聞きたなかったー
俺…小っちゃいんやー
あーなんか嫌やー」
「ぷっ ありがとな
お前の主じゃねぇけど…助けて貰った
お前は、俺の命の恩人だ」
「よしゃ!感謝の証に
俺が死ぬまで、偉そうにすんなや?
拳骨なしやで!?」
「なんだよそれ…」
「痛いんやって…ホンマ!
ふふっ 沖田と何かイタズラ考えよ!」
「あのなぁ!んな元気あんなら死ぬな!」
「ホンマ、あーいや、こういう
土方さんが友になってくれて良かった
楽しかったで」
「俺も、楽しかった
驚かされてばかりで…
心配もしたけど、お前頼りになるし
色々、教えて貰ったな」
「もっと教えとけば良かった
ちょっと心残りや
土方さんは、引き上げられるで?
頭パンパンになるくらい使う日が近いで」
「今のうちに空にしとかねぇとな
港に着いたぞ」
山崎を抱え、土方が外に出る
「あれ?かっちゃんがいねぇ」
「多分、尾形が迎えに来て港やな」
「お前… どんだけ準備してんだよ」
「もしも、やってんけど
死ぬとこまで全部になってしもた」
「んなこと言うな!」
「大丈夫、トドメはお願いせえへん
港の近くになったら降ろして、歩いてく」
「おう」
「土方さん 勇をよろしくお願いします
俺の分も…… 一緒におってな?」
「ああ 泣くなよ?化粧が落ちるぞ!」
「泣かへんわ!」
「山崎… あの時、お前が前に立たなかったら… 銃弾は… 俺の心の臓に当たってたんじゃないか?」
「俺… そんな背、低かった?」
「女にしては、高いが…低いだろ…」
「はぁ~聞きたなかったー
俺…小っちゃいんやー
あーなんか嫌やー」
「ぷっ ありがとな
お前の主じゃねぇけど…助けて貰った
お前は、俺の命の恩人だ」
「よしゃ!感謝の証に
俺が死ぬまで、偉そうにすんなや?
拳骨なしやで!?」
「なんだよそれ…」
「痛いんやって…ホンマ!
ふふっ 沖田と何かイタズラ考えよ!」
「あのなぁ!んな元気あんなら死ぬな!」
「ホンマ、あーいや、こういう
土方さんが友になってくれて良かった
楽しかったで」
「俺も、楽しかった
驚かされてばかりで…
心配もしたけど、お前頼りになるし
色々、教えて貰ったな」
「もっと教えとけば良かった
ちょっと心残りや
土方さんは、引き上げられるで?
頭パンパンになるくらい使う日が近いで」
「今のうちに空にしとかねぇとな
港に着いたぞ」