浅葱色の忍
近藤勇
私の背中に回った烝の手は
しっかりと着物を握り締めていた
だから、私も同じように
烝の体を抱きしめていた
何度も感謝の言葉を言う
小さな声で…
私は、返事をすることが出来なかった
ただ頷いて、烝の体を抱きしめた
片手でしか抱きしめられないが
その片手に収まってしまう烝
烝の手が、ダラリと落ちた
逝ってしまったのか
烝の顔を見たくて、少し覗く
熱があった体は、熱く
烝の顔は、火照っていた
ただ寝ているだけのような
可愛い顔に、クスリと笑ってしまう
私が泣くと烝は、困った顔をした
オロオロすると
落ち着けと、呆れていた
局長らしいことをすれば
歳と心配しにきた
主らしいことは
何かしただろうか?
烝…
私は、烝を愛しただけで
烝に何かしてあげただろうか?
しっかりと着物を握り締めていた
だから、私も同じように
烝の体を抱きしめていた
何度も感謝の言葉を言う
小さな声で…
私は、返事をすることが出来なかった
ただ頷いて、烝の体を抱きしめた
片手でしか抱きしめられないが
その片手に収まってしまう烝
烝の手が、ダラリと落ちた
逝ってしまったのか
烝の顔を見たくて、少し覗く
熱があった体は、熱く
烝の顔は、火照っていた
ただ寝ているだけのような
可愛い顔に、クスリと笑ってしまう
私が泣くと烝は、困った顔をした
オロオロすると
落ち着けと、呆れていた
局長らしいことをすれば
歳と心配しにきた
主らしいことは
何かしただろうか?
烝…
私は、烝を愛しただけで
烝に何かしてあげただろうか?