浅葱色の忍
山崎が烝華になり

客の部屋へ


「いっ!勇?」

「ハッハッハッ!驚いたかい?」

「あー騙された」

「まだまだ修行が足りないね!ははっ」

「ホンマや… 全然わからへんかった!」



置屋の主人も元忍
引退して、置屋を本業としている


主人の演技を見抜けなかったこと
近藤も見抜けなかったこと



ムスッとしつつも

近藤のそばに行く



「勇 会いたかった」


「毎日会ってるじゃないか」


「せやけど、勇と普通に話されへんし」



近藤は、山崎を抱き寄せた


「こんなことも出来ないね」 


「うん/////」



しばらく抱き合い


「飲もうか」

「そやな」


山崎が、酌をしようとしたら




「失礼します!深雪どす!
近藤はん!来てくれはったんやね!
おおきに!烝華はん、もうええよ!」



近藤が、身請けしようと考えている深雪が近藤が来ていることを聞きつけ
入ってきた



山崎は、酒を置き

近藤に微笑む


「ほな、うちは下手に
近藤はん、ごゆるりと」



深雪にも挨拶をし、部屋を出た









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