浅葱色の忍
「烝華 今度は、新選組の宴にも来いよ」
「お兄はんに怒られます」
「俺から言っとく」
「ほな、機会がありましたら、よろしゅう」
深雪を送っていると
隣では、歳が烝華を見送っていた
烝のところへ行きたいのに…
「近藤はん?」
「なんだい?」
「そないに、烝華が気になりますのん?」
「烝華とは、何もない
深雪が心配するようなことはないよ」
「……」
納得いかないという表情だった
だが、それ以上の言葉も見つからず
今後、新選組にいる以上
烝が、私に歩み寄ることはない
きっと、慶喜様と距離を保ったように
私とも一定を保つはずだから
「お兄はんに怒られます」
「俺から言っとく」
「ほな、機会がありましたら、よろしゅう」
深雪を送っていると
隣では、歳が烝華を見送っていた
烝のところへ行きたいのに…
「近藤はん?」
「なんだい?」
「そないに、烝華が気になりますのん?」
「烝華とは、何もない
深雪が心配するようなことはないよ」
「……」
納得いかないという表情だった
だが、それ以上の言葉も見つからず
今後、新選組にいる以上
烝が、私に歩み寄ることはない
きっと、慶喜様と距離を保ったように
私とも一定を保つはずだから