浅葱色の忍
山崎烝
あーしんどっ!
部屋で、着物を脱ごうとすると
「この泥棒猫!!!」
バシッ!!!
桔梗が、頬を叩いてきた
「烝華!!盗らんといて!!
うちから、近藤はんを盗らんといて!!」
うわぁ!!と深雪が泣き崩れる
深雪は、俺を年下だと思っている
実際、一回りは上や
勇より上やし…
ここは、俺が一肌脱ぐしかないな
「深雪姉はん?
何を誤解してますのや?
近藤はんとうちは、なんにもあらしまへん
うちの兄が、お世話になってますのや
それで、親しくさせてもろてますけど
それだけどすえ?」
「そうなん…?」
「へえ!」
「ホンマやの?烝華!?」
「へえ!桔梗姉はんも誤解どす!」
「そやったらええ!」
「良かった!!」
叩いたことは、謝らんのかい!!!
2人が部屋から出て行った
俺が、悪者みたいやん
泥棒猫やて…
クルリと鏡に向くと
叩かれた頬が赤く、左の口角は切れていた
おもくそやりよって…
少し腹立たしいが、化粧を落とし
着替える
主人に挨拶し、屯所とは別の
元々借りてた家
今は、休憩や衣装家として使っている家に
帰り、薬を塗り込んだ
痛いやんけ!!
部屋で、着物を脱ごうとすると
「この泥棒猫!!!」
バシッ!!!
桔梗が、頬を叩いてきた
「烝華!!盗らんといて!!
うちから、近藤はんを盗らんといて!!」
うわぁ!!と深雪が泣き崩れる
深雪は、俺を年下だと思っている
実際、一回りは上や
勇より上やし…
ここは、俺が一肌脱ぐしかないな
「深雪姉はん?
何を誤解してますのや?
近藤はんとうちは、なんにもあらしまへん
うちの兄が、お世話になってますのや
それで、親しくさせてもろてますけど
それだけどすえ?」
「そうなん…?」
「へえ!」
「ホンマやの?烝華!?」
「へえ!桔梗姉はんも誤解どす!」
「そやったらええ!」
「良かった!!」
叩いたことは、謝らんのかい!!!
2人が部屋から出て行った
俺が、悪者みたいやん
泥棒猫やて…
クルリと鏡に向くと
叩かれた頬が赤く、左の口角は切れていた
おもくそやりよって…
少し腹立たしいが、化粧を落とし
着替える
主人に挨拶し、屯所とは別の
元々借りてた家
今は、休憩や衣装家として使っている家に
帰り、薬を塗り込んだ
痛いやんけ!!